医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

From Local to Global

明眸皓歯②─歯科衛生士を活用する

第80回

日本尊厳死協会理事長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)

2015年6月1日号

 6月4日はむし歯予防デー。この日を含む「歯と口の健康週間」(旧名称:歯の衛生週間)がスタートしたのは、半世紀以上も前の1958年のことだ。厚生労働省と文部科学省、日本歯科医師会が主体となり、毎年実施されている。本誌3月1日号に「明眸皓歯」と題し、「明眸」カラーコンタクトレンズの安全性について書いたので、今号はこの歯科週間にちなみ、「皓歯」に関連した話題を書く。  文科省学校保健統計調査報告によれば、12歳の1人当たり平均むし歯(う歯)等数は、14年は1.00本だった(喪失歯、処置歯、未処置歯の合計)。統計を取り始めた84年には4.75本だったから、30年間で約5分の1に激減したことになる。  学校では給食後に歯を磨くことを奨励してきたし、就学以前の幼児に対しては、母親が子どもの頭を膝の上に乗せ、食後のブラッシングをしているさまを、よく目にした。自分の少年時代には...  6月4日はむし歯予防デー。この日を含む「歯と口の健康週間」(旧名称:歯の衛生週間)がスタートしたのは、半世紀以上も前の1958年のことだ。厚生労働省と文部科学省、日本歯科医師会が主体となり、毎年実施されている。本誌3月1日号に「明眸皓歯」と題し、「明眸」カラーコンタクトレンズの安全性について書いたので、今号はこの歯科週間にちなみ、「皓歯」に関連した話題を書く。  文科省学校保健統計調査報告によれば、12歳の1人当たり平均むし歯(う歯)等数は、14年は1.00本だった(喪失歯、処置歯、未処置歯の合計)。統計を取り始めた84年には4.75本だったから、30年間で約5分の1に激減したことになる。  学校では給食後に歯を磨くことを奨励してきたし、就学以前の幼児に対しては、母親が子どもの頭を膝の上に乗せ、食後のブラッシングをしているさまを、よく目にした。自分の少年時代には考え

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence