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医薬経済気象台

雇用逼迫と景気への影響

2015年5月15日号

 5月早々に相次いで発表された3月の雇用関係統計を見ると、雇用情勢は一段と逼迫の度を増す動きにあるようだ。消費税増税による消費不振が尾を引き、景気回復の動きが緩慢だっただけに、雇用の逼迫が賃上げの追い風になって、景気の先行きに青信号を灯す期待が強まってきた。  雇用関連の統計は5月の大型連休前に一斉に発表された。そのほとんどが雇用情勢の明るさを示すものだった。雇用情勢のよさを象徴する指標として就業者数の増加が挙げられる。3月の就業者数は6319万人、前年同月比21万人の増加だった。就業者数が増加に転じたのは13年1月、それ以来、14年11月が前年比横ばいだっただけで一貫して増加基調にある。労働力人口に対する就業率も一貫して上昇している。  15〜64歳の労働力人口が減少に転じているなかで雇用増が続いているから、雇用の逼迫感は増している。3月の労働力人口のうち15...  5月早々に相次いで発表された3月の雇用関係統計を見ると、雇用情勢は一段と逼迫の度を増す動きにあるようだ。消費税増税による消費不振が尾を引き、景気回復の動きが緩慢だっただけに、雇用の逼迫が賃上げの追い風になって、景気の先行きに青信号を灯す期待が強まってきた。  雇用関連の統計は5月の大型連休前に一斉に発表された。そのほとんどが雇用情勢の明るさを示すものだった。雇用情勢のよさを象徴する指標として就業者数の増加が挙げられる。3月の就業者数は6319万人、前年同月比21万人の増加だった。就業者数が増加に転じたのは13年1月、それ以来、14年11月が前年比横ばいだっただけで一貫して増加基調にある。労働力人口に対する就業率も一貫して上昇している。  15〜64歳の労働力人口が減少に転じているなかで雇用増が続いているから、雇用の逼迫感は増している。3月の労働力人口のうち15〜6

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