経済記事の読み方
法改正で増える個人情報のビジネス利用
医療業界はどう対応するのか
2015年5月15日号
個人情報保護法が施行10年を経て初めて改正されることになった。4月から改正案の審議が始まっているが、インターネットの隆盛で膨張し巨大化したビッグデータの前に我われのプライバシー保護意識は埋没し、希薄になっている。そうした雰囲気を敏感に察知したのか、国は個人情報の取り扱いを「保護強化」からビジネス活用のための「規制緩和」に舵を切り替えていこうとしている。
個人情報保護のハードルを下げるのは、それが商売のタネになるからである。法改正の契機になったとも言われているのが、13年に起きたJR東日本による日立製作所への個人情報販売騒動だ。ICカード乗車券「Suica(スイカ)」の利用者に無断で乗降履歴を販売していたことが明るみに出て利用者の反発を買い、社会問題化。JR東は謝罪に追われた。JR東が日立に販売した情報には、利用者の過去2年分余りの乗降駅や...
個人情報保護法が施行10年を経て初めて改正されることになった。4月から改正案の審議が始まっているが、インターネットの隆盛で膨張し巨大化したビッグデータの前に我われのプライバシー保護意識は埋没し、希薄になっている。そうした雰囲気を敏感に察知したのか、国は個人情報の取り扱いを「保護強化」からビジネス活用のための「規制緩和」に舵を切り替えていこうとしている。
個人情報保護のハードルを下げるのは、それが商売のタネになるからである。法改正の契機になったとも言われているのが、13年に起きたJR東日本による日立製作所への個人情報販売騒動だ。ICカード乗車券「Suica(スイカ)」の利用者に無断で乗降履歴を販売していたことが明るみに出て利用者の反発を買い、社会問題化。JR東は謝罪に追われた。JR東が日立に販売した情報には、利用者の過去2年分余りの乗降駅や性別
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