特定非営利活動法人がんサポートコミュニティー

Patient Relations

2015年5月15日号

患者が集う機会と居場所をつくること大井賢一事務局長　がんサポートコミュニティーは、01年5月に設立され、今年15年目を迎える。創設者である故・竹中文良氏は消化器外科医で、がん患者にとって大切なことは医学的な診断や治療だと考えていた。しかし、自身ががんに罹患したことで、患者側の視点に気付く。がんの治療の苦しみや再発の不安、死への恐怖に向き合うには、心理的なサポートが必要だと身を持って知った。それが日本の医療に欠けている部分でもあった。　そこで、団体の母体となる米国のがん患者支援組織「キャンサー・サポート・コミュニティー」（当時はウェルネス・コミュニティー）の研修を受け、日本支部として立ち上げた。運営スタッフの多くは医師や看護師、臨床心理士といった専門家たちだ。がん患者が集う場だけでなく、ヨガやアロマテラピー、医療相談といった機会も提供している。... 患者が集う機会と居場所をつくること大井賢一事務局長　がんサポートコミュニティーは、01年5月に設立され、今年15年目を迎える。創設者である故・竹中文良氏は消化器外科医で、がん患者にとって大切なことは医学的な診断や治療だと考えていた。しかし、自身ががんに罹患したことで、患者側の視点に気付く。がんの治療の苦しみや再発の不安、死への恐怖に向き合うには、心理的なサポートが必要だと身を持って知った。それが日本の医療に欠けている部分でもあった。　そこで、団体の母体となる米国のがん患者支援組織「キャンサー・サポート・コミュニティー」（当時はウェルネス・コミュニティー）の研修を受け、日本支部として立ち上げた。運営スタッフの多くは医師や看護師、臨床心理士といった専門家たちだ。がん患者が集う場だけでなく、ヨガやアロマテラピー、医療相談といった機会も提供している。患

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