白血病になった社長・患者になって気付いたMRの課題
母の想いと医師への信頼
第3回
アプシェ代表取締役社長 昌原清植
2015年5月15日号
「急性リンパ性白血病(ALL)でほぼ間違いありません」 12年12月26日、私は医師からそう告げられました。治療は骨髄移植です。先の見えない長い闘病生活に入ることになりました。そして、病気のことを聞いた私の母が駆けつけました。「お兄ちゃん……」 憔悴しきった母の顔は今でも目に焼き付いています。それでも、母は気丈にこう言いました。「友人の親戚が白血病の治療を受けたんだけど……。そこがいいと言われたの。お願いだから、その病院に行ってほしい」 必死な思いが伝わってきます。「わかった。言う通りにするよ」 私は医師に、母が薦める病院で治療を受けたいと相談しました。「昌原さん。選択するのは患者さんです。ご自分の納得いくようにしてください」 穏やかな表情で快く紹介状を書いてくれました。しかも、「とりあえずセカンドオピニオンにしたいの...
「急性リンパ性白血病(ALL)でほぼ間違いありません」 12年12月26日、私は医師からそう告げられました。治療は骨髄移植です。先の見えない長い闘病生活に入ることになりました。そして、病気のことを聞いた私の母が駆けつけました。「お兄ちゃん……」 憔悴しきった母の顔は今でも目に焼き付いています。それでも、母は気丈にこう言いました。「友人の親戚が白血病の治療を受けたんだけど……。そこがいいと言われたの。お願いだから、その病院に行ってほしい」 必死な思いが伝わってきます。「わかった。言う通りにするよ」 私は医師に、母が薦める病院で治療を受けたいと相談しました。「昌原さん。選択するのは患者さんです。ご自分の納得いくようにしてください」 穏やかな表情で快く紹介状を書いてくれました。しかも、「とりあえずセカンドオピニオンにしたいのです
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