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MR活動実態調査レポート

真価が問われる「マルチディテール」の実態

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析114

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2015年5月15日号

 MRによる宣伝活動の真価が問われている。生産性向上をめざすグループと専門性を指向するグループに別れ、熾烈なD(ディテール)戦争が勃発している。その背景には、医薬品そのものの最大売上げが減少傾向にあることとターゲット疾病がより細分化されていることがある。「シェア・オブ・ボイス」という考え方はもはや終焉したと言っても過言ではない。むしろ「シェア・オブ・マインド」という発想のもと、医師のニーズに対応した複数の治療薬を同時に提案して生産性を向上するという視点こそ有力な手法になると考えている。これは、まさに今回分析したマルチDに通じるものだ。面談効率と医師の治療ニーズへの対応という2つの側面があるが、併用可能な医薬品のセットDには、とくに有効だろう。 一方、専門性を重視し、単剤のDに特化する場合も、「シェア・オブ・ボイス」ではなく、医師の治療ニー...  MRによる宣伝活動の真価が問われている。生産性向上をめざすグループと専門性を指向するグループに別れ、熾烈なD(ディテール)戦争が勃発している。その背景には、医薬品そのものの最大売上げが減少傾向にあることとターゲット疾病がより細分化されていることがある。「シェア・オブ・ボイス」という考え方はもはや終焉したと言っても過言ではない。むしろ「シェア・オブ・マインド」という発想のもと、医師のニーズに対応した複数の治療薬を同時に提案して生産性を向上するという視点こそ有力な手法になると考えている。これは、まさに今回分析したマルチDに通じるものだ。面談効率と医師の治療ニーズへの対応という2つの側面があるが、併用可能な医薬品のセットDには、とくに有効だろう。 一方、専門性を重視し、単剤のDに特化する場合も、「シェア・オブ・ボイス」ではなく、医師の治療ニーズ

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