医薬経済オンライン

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商売繁盛の「トラベルクリニック」

異国で体調を崩すビジネスマン

2015年5月1日号

「トラベルクリニック」と呼ばれる海外への長期滞在者や旅行者を対象とした「渡航者外来」を開く診療所が増加している。10年前には大学病院くらいにしかなかったが、ここ2、3年で東京や大阪といった都市部を中心に渡航者外来の看板を見かけるようになった。 「日本渡航医学会に登録するトラベルクリニックは1月時点で83施設。それが現在は100施設近くになった。急激に増えている」  そう語るのは日本渡航医学会の濱田篤郎理事長(東京医科大学病院渡航者医療センター教授)。4月11日に京都市で開催された日本医学会総会のシンポジウムで、渡航者外来の現状について解説した。  渡航者外来といえば、海外に行く人向けに感染症予防のためのワクチン接種や健康診断を行う外来。しかし、その受診者のイメージは、一部の金持ち旅行者か感染症が蔓延する危険地帯への滞在者といったところだろう。しかも、受... 「トラベルクリニック」と呼ばれる海外への長期滞在者や旅行者を対象とした「渡航者外来」を開く診療所が増加している。10年前には大学病院くらいにしかなかったが、ここ2、3年で東京や大阪といった都市部を中心に渡航者外来の看板を見かけるようになった。 「日本渡航医学会に登録するトラベルクリニックは1月時点で83施設。それが現在は100施設近くになった。急激に増えている」  そう語るのは日本渡航医学会の濱田篤郎理事長(東京医科大学病院渡航者医療センター教授)。4月11日に京都市で開催された日本医学会総会のシンポジウムで、渡航者外来の現状について解説した。  渡航者外来といえば、海外に行く人向けに感染症予防のためのワクチン接種や健康診断を行う外来。しかし、その受診者のイメージは、一部の金持ち旅行者か感染症が蔓延する危険地帯への滞在者といったところだろう。しかも、受診

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