医薬経済オンライン

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「お家騒動」解決も低迷するメディネット

国内バイオベンチャーの戦略を見る⑭

2015年5月1日号

 メディネットは、代表取締役会長兼社長である木村佳司氏が20年前の95年に設立した免疫細胞療法支援ベンチャー企業である。03年10月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。  メディネットは、がん患者に免疫細胞療法を行う医療機関に対して、総合支援サービスを中心とした細胞医療支援事業を展開してきた。同社が提供する技術は、細胞移植医療のなかの免疫細胞療法に位置付けられる。生体外で活性化、増殖させたTリンパ球を再び体内に戻して、体内に存在するがん細胞やウイルスが感染した細胞を排除する技術である。刺激剤としてIL─2と抗CD─3モノクローナル抗体を使用する「CD3─LAK療法」と言われる手法だ。この治療は先端医療であり、医療保険が適用されない自由診療にあたる。  そんなメディネットに追い風が吹いた。13年11月27日に公布され、14年11月25日に施行された「医薬品、医療...  メディネットは、代表取締役会長兼社長である木村佳司氏が20年前の95年に設立した免疫細胞療法支援ベンチャー企業である。03年10月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。  メディネットは、がん患者に免疫細胞療法を行う医療機関に対して、総合支援サービスを中心とした細胞医療支援事業を展開してきた。同社が提供する技術は、細胞移植医療のなかの免疫細胞療法に位置付けられる。生体外で活性化、増殖させたTリンパ球を再び体内に戻して、体内に存在するがん細胞やウイルスが感染した細胞を排除する技術である。刺激剤としてIL─2と抗CD─3モノクローナル抗体を使用する「CD3─LAK療法」と言われる手法だ。この治療は先端医療であり、医療保険が適用されない自由診療にあたる。  そんなメディネットに追い風が吹いた。13年11月27日に公布され、14年11月25日に施行された「医薬品、医療機

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