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海外時報

ジェネリック市場で「切実な攻防」

テバがマイランに買収提案

2015年5月1日号

 14年の米国医薬品市場は3793億ドルで、前年比13.1%増となった(IMSヘルス)。専門家も驚かせた430億ドルの増加は、調剤件数(43億件)と1人当たり10%増の結果で、半分近くが強力な新薬群の伸びによるものだ。このうち28%はC型肝炎に拠り、オバマケアの保険適用拡大効果は限定的だったが、ジェネリックの標的になったブランド製剤の影響は120億ドル(12年293億ドル)と小さく、訴訟で特許保護を回復した「コパキソン」、ランバクシーの輸出禁止で後発品の発売が遅延した「ネキシウム」といった大型製剤の影響もプラスに働いた。  製品構成の変化に原材料の高騰もあって、ジェネリック価格は上昇傾向にある。薬局給付管理会社キャタマランの調べでは、10年に13.14ドルだった1処方当たり費用は、14年には62.10ドルと、5倍近くになった。総費用への影響は小さいものの、供給が途切れそうなジェネ...  14年の米国医薬品市場は3793億ドルで、前年比13.1%増となった(IMSヘルス)。専門家も驚かせた430億ドルの増加は、調剤件数(43億件)と1人当たり10%増の結果で、半分近くが強力な新薬群の伸びによるものだ。このうち28%はC型肝炎に拠り、オバマケアの保険適用拡大効果は限定的だったが、ジェネリックの標的になったブランド製剤の影響は120億ドル(12年293億ドル)と小さく、訴訟で特許保護を回復した「コパキソン」、ランバクシーの輸出禁止で後発品の発売が遅延した「ネキシウム」といった大型製剤の影響もプラスに働いた。  製品構成の変化に原材料の高騰もあって、ジェネリック価格は上昇傾向にある。薬局給付管理会社キャタマランの調べでは、10年に13.14ドルだった1処方当たり費用は、14年には62.10ドルと、5倍近くになった。総費用への影響は小さいものの、供給が途切れそうなジェネリッ

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