医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

底入れした原油市況の今後

供給圧力強く上値は重い

2015年5月1日号

 原油市況が反発している。世界の原油市況の3大指標は欧州の北海ブレント、米国のWTI、アジアのドバイ原油である。油種の違いや、それぞれの地域の需給動向などから市況に若干のズレはあるが、動きはほぼ連動している。世界の石油需給に影響される点に違いはないためだが、この3大指標が揃って反発に転じたのである。原油市況の動向は原油の輸入価格に影響し、日本経済に大きく影響してくる。今後の行方を注視しなければならない。  3大指標のうち、日本の輸入価格と関係が深いのはドバイ原油市況だ。日本で輸入原油はほとんどが中東産、そして約7割はDD原油といわれるサウジアラビア、アラブ首長国連邦などの国営石油会社との長期契約による直接取引であり、これが安定確保につながっている。輸入価格は月ごとに決定されているが、その算定の基準になっているのがドバイ原油とオマーン原油の平...  原油市況が反発している。世界の原油市況の3大指標は欧州の北海ブレント、米国のWTI、アジアのドバイ原油である。油種の違いや、それぞれの地域の需給動向などから市況に若干のズレはあるが、動きはほぼ連動している。世界の石油需給に影響される点に違いはないためだが、この3大指標が揃って反発に転じたのである。原油市況の動向は原油の輸入価格に影響し、日本経済に大きく影響してくる。今後の行方を注視しなければならない。  3大指標のうち、日本の輸入価格と関係が深いのはドバイ原油市況だ。日本で輸入原油はほとんどが中東産、そして約7割はDD原油といわれるサウジアラビア、アラブ首長国連邦などの国営石油会社との長期契約による直接取引であり、これが安定確保につながっている。輸入価格は月ごとに決定されているが、その算定の基準になっているのがドバイ原油とオマーン原油の平均価

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