医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

恩恵を受ける疾患と「課題」

第21回 ゲノム医療の行方①

株式会社アンテリオ理事 堀 玲子

2015年5月1日号

 ゲノム医療、個別化医療、遺伝子診断といった言葉が溢れる時代になった。これらに関連する情報もインターネットで数多く収集できる。また、一つひとつは小さいがいろいろな学会が立ち上がっている。しかし、こうした新しい医療はどのような方向に進んでいくのだろうか。そして医療産業に携わっている我われは、どう関与していけばいいのか。多くの人がまだ「解」を持っていないのが現状ではないだろうか。 米国ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝子変異を理由に卵巣を予防摘出したことが話題となった。ひとつの選択として尊重する。しかし、遺伝子診断の結果をどう判断するのか、個々人が大いに迷う時代になったことを意味している。 4月に関西で開催された日本医学会総会は象徴的だった。医学と医療の革新そして今後の方向性として「個の医療」「遺伝子要因や生活環境」という言...  ゲノム医療、個別化医療、遺伝子診断といった言葉が溢れる時代になった。これらに関連する情報もインターネットで数多く収集できる。また、一つひとつは小さいがいろいろな学会が立ち上がっている。しかし、こうした新しい医療はどのような方向に進んでいくのだろうか。そして医療産業に携わっている我われは、どう関与していけばいいのか。多くの人がまだ「解」を持っていないのが現状ではないだろうか。 米国ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝子変異を理由に卵巣を予防摘出したことが話題となった。ひとつの選択として尊重する。しかし、遺伝子診断の結果をどう判断するのか、個々人が大いに迷う時代になったことを意味している。 4月に関西で開催された日本医学会総会は象徴的だった。医学と医療の革新そして今後の方向性として「個の医療」「遺伝子要因や生活環境」という言葉

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