医薬経済オンライン

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卸の「代理戦争」と化すC型肝炎薬市場

「取引先」を限定したギリアドに業界が騒然

2015年4月15日号

 淡々と説明した数値は、その好調ぶりを窺わせるものだった。 「全国で2万5000人〜2万6000人の患者に使われている」  ブリストル・マイヤーズが「日本初のC型肝炎インターフェロンフリー治療薬『ダクルインザ/スンベプラ』〜半年間で見えた効果と期待〜」と銘打ち、4月7日に都内で開いたプレスセミナー。肝臓医学の権威である虎の門病院の熊田博光分院長は、講演の締めくくりに、ダクルインザ/スンベプラの併用療法を受けている患者数を説明した。  この使用患者数と、ブリストルが中央社会保険医療協議会に提出した発売2年後の投与人数とピーク時売上高予測から単純換算すると、2剤合計の年間売上高は、201億円上昇して「582億円」に達することになる。今後も使用者数が増えそうなので、さらに上振れするのは確実だ。  C型肝炎治療薬市場は、適応患者の80%以上の高確率で「治癒する」インター...  淡々と説明した数値は、その好調ぶりを窺わせるものだった。 「全国で2万5000人〜2万6000人の患者に使われている」  ブリストル・マイヤーズが「日本初のC型肝炎インターフェロンフリー治療薬『ダクルインザ/スンベプラ』〜半年間で見えた効果と期待〜」と銘打ち、4月7日に都内で開いたプレスセミナー。肝臓医学の権威である虎の門病院の熊田博光分院長は、講演の締めくくりに、ダクルインザ/スンベプラの併用療法を受けている患者数を説明した。  この使用患者数と、ブリストルが中央社会保険医療協議会に提出した発売2年後の投与人数とピーク時売上高予測から単純換算すると、2剤合計の年間売上高は、201億円上昇して「582億円」に達することになる。今後も使用者数が増えそうなので、さらに上振れするのは確実だ。  C型肝炎治療薬市場は、適応患者の80%以上の高確率で「治癒する」インターフ

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