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眺望「医薬街道」

救急には「ICT導入」が必須

近藤正觀

2015年4月15日号

 3月30日、消防庁は「救急業務のあり方に関する検討会」の報告書を公表した。今後の高齢化を考慮すると救急の需要増は避けられないため、救急業務の抱える課題を予め検討、解決策を探るという内容だ。翌31日には、14年の救急出動件数の実績も明らかとなった。 それによると、出動件数は過去最高で約598万件、前年より7万件増(前年比1.8%増)にもなり、搬送人員は約540万人に上る。出動の種類別では「急病」が63%、「一般負傷」が15%である。全国の消防本部は751本部あるが、出動増加の理由について、重複回答で「高齢者の傷病の増加」をあげた本部が77%あり、次が「急病の傷病者の増加」で66%だった。さらに、出動件数が前年より増加した本部は63%を占めている。救急車の14年の現場到着時間は平均8分前後で、医療施設などへの収容時間は30〜40分だった。 検討会の検討事項は、「消防と医療の連...  3月30日、消防庁は「救急業務のあり方に関する検討会」の報告書を公表した。今後の高齢化を考慮すると救急の需要増は避けられないため、救急業務の抱える課題を予め検討、解決策を探るという内容だ。翌31日には、14年の救急出動件数の実績も明らかとなった。 それによると、出動件数は過去最高で約598万件、前年より7万件増(前年比1.8%増)にもなり、搬送人員は約540万人に上る。出動の種類別では「急病」が63%、「一般負傷」が15%である。全国の消防本部は751本部あるが、出動増加の理由について、重複回答で「高齢者の傷病の増加」をあげた本部が77%あり、次が「急病の傷病者の増加」で66%だった。さらに、出動件数が前年より増加した本部は63%を占めている。救急車の14年の現場到着時間は平均8分前後で、医療施設などへの収容時間は30〜40分だった。 検討会の検討事項は、「消防と医療の連携

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