面分業「解体」に動く経団連
厚労省の40年目の言い訳は「道半ば」
2015年4月1日号
「面分業、あるいはかかりつけ薬局が本来の医薬分業の姿だ。そのための施策を進めさせていただきたい」
病院のなかに独立した薬局経営者による「院外薬局」の設置という、なんとも不思議な提案が出された3月12日の政府・規制改革会議公開ディスカッション。ここで厚生労働省の成田昌稔審議官(医薬担当)は「面分業の推進」という言い古された目標を掲げながら、ひとつの医療機関からの処方箋が集中するような形態は、医薬分業に“相応しくない”との考え方を明確に示した。
もちろん、医療機関の周辺に「門前薬局」が蔓延る現状を頭に置いたうえでの発言である。成田氏は病院内に「院外薬局」を置くことで、その病院からの「処方箋が誘導される」とし、同様の問題が生じるとの批判がある門前薬局を「助長することになりかねない」と強調した。
厚労省の資料でも「医薬分業率は上昇して...
「面分業、あるいはかかりつけ薬局が本来の医薬分業の姿だ。そのための施策を進めさせていただきたい」
病院のなかに独立した薬局経営者による「院外薬局」の設置という、なんとも不思議な提案が出された3月12日の政府・規制改革会議公開ディスカッション。ここで厚生労働省の成田昌稔審議官(医薬担当)は「面分業の推進」という言い古された目標を掲げながら、ひとつの医療機関からの処方箋が集中するような形態は、医薬分業に“相応しくない”との考え方を明確に示した。
もちろん、医療機関の周辺に「門前薬局」が蔓延る現状を頭に置いたうえでの発言である。成田氏は病院内に「院外薬局」を置くことで、その病院からの「処方箋が誘導される」とし、同様の問題が生じるとの批判がある門前薬局を「助長することになりかねない」と強調した。
厚労省の資料でも「医薬分業率は上昇してい
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