自民党は「医療費抑制」に踏み込めない
安倍政権の財政再建は「中途半端」に終わる
2015年4月1日号
特命とは名ばかり(左から塩谷氏、稲田政調会長、安倍首相)
安倍晋三政権は今年10月に予定していた消費税率10%への引き上げを1年半延期する一方で、国債を発行せずにどれだけ政策経費を賄えるかを示す基礎的財政収支(PB)を20年度までに黒字化するという旗は降ろしていない。6月にも新たな財政再建計画をつくり、国際公約でもある「財政の健全化」をアピールする意向だ。とはいえ、増税先送りで「入り」を先延ばしした分は社会保障費の削減を中心とする歳出カットで凌ぐほかない。にもかかわらず、政府に本腰を入れる雰囲気はなく、自民党からは「まやかし」の手法も浮上している。
与党が大勝した衆院選の熱気も冷めやらぬ昨年12月18日。安倍首相は自民党の西田昌司参院議員に誘われ、西田氏や内閣官房参与の藤井聡・京都大学大学院教授と東京・永田町の日本料理店「黒澤」で昼食をともにした...
特命とは名ばかり(左から塩谷氏、稲田政調会長、安倍首相)
安倍晋三政権は今年10月に予定していた消費税率10%への引き上げを1年半延期する一方で、国債を発行せずにどれだけ政策経費を賄えるかを示す基礎的財政収支(PB)を20年度までに黒字化するという旗は降ろしていない。6月にも新たな財政再建計画をつくり、国際公約でもある「財政の健全化」をアピールする意向だ。とはいえ、増税先送りで「入り」を先延ばしした分は社会保障費の削減を中心とする歳出カットで凌ぐほかない。にもかかわらず、政府に本腰を入れる雰囲気はなく、自民党からは「まやかし」の手法も浮上している。
与党が大勝した衆院選の熱気も冷めやらぬ昨年12月18日。安倍首相は自民党の西田昌司参院議員に誘われ、西田氏や内閣官房参与の藤井聡・京都大学大学院教授と東京・永田町の日本料理店「黒澤」で昼食をともにした。
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