医薬経済オンライン

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抗PCSK9抗体、「新しい高脂血症薬」のその先

エボロクマブ国内上市は16年度改定直後に

2015年4月1日号

 大型化が見込まれる抗PCSK9抗体の上市が近づいてきた。米国では今年7月24日に仏サノフィ/米リジェネロンが共同開発した「アリロクマブ」の、そして8月27日には、米アムジェンの「エボロクマブ」(ともに一般名)の審査完了目標日がやってくる。両剤とも今夏には「新しい高脂血症治療薬」として、FDA(米国食品医薬品局)承認を取得する見通しだ。  ほんの数年前まで、抗PCSK9抗体の市場性に対しては懐疑的な意見もあった。だが、今ではそうした声は聞かれない。スタチン剤だけでは脂質管理目標に到達できない高脂血症の医療ニーズはなお大きい。2週に1回あるいは月1回投与の注射剤のため、最盛期には1剤で100億ドル以上を稼ぎ出した経口スタチン剤の「リピトール」(一般名=アトルバスタチン)ほどではないにしても、10億ドル超のブロックバスター製品に成長する可能性は十分にある。 ...  大型化が見込まれる抗PCSK9抗体の上市が近づいてきた。米国では今年7月24日に仏サノフィ/米リジェネロンが共同開発した「アリロクマブ」の、そして8月27日には、米アムジェンの「エボロクマブ」(ともに一般名)の審査完了目標日がやってくる。両剤とも今夏には「新しい高脂血症治療薬」として、FDA(米国食品医薬品局)承認を取得する見通しだ。  ほんの数年前まで、抗PCSK9抗体の市場性に対しては懐疑的な意見もあった。だが、今ではそうした声は聞かれない。スタチン剤だけでは脂質管理目標に到達できない高脂血症の医療ニーズはなお大きい。2週に1回あるいは月1回投与の注射剤のため、最盛期には1剤で100億ドル以上を稼ぎ出した経口スタチン剤の「リピトール」(一般名=アトルバスタチン)ほどではないにしても、10億ドル超のブロックバスター製品に成長する可能性は十分にある。  日

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