3位転落で「茨の道」歩むローソン
「社内営業」と「中途半端な事業」で再起動は難航
2015年4月1日号
ドラッグストアや調剤薬局との協業に最も熱心で、「業界の暴れん坊」との異名も取ったコンビニエンスストア国内2位のローソンが守勢に回っている。社長在任10年を超えた新浪剛史前会長が昨年10月にサントリーホールディングス(HD)の社長へ転身したのを待っていたかのように、3位のファミリーマートが業界再編の号砲を鳴らした。一方、ローソン自身も「新浪氏の黒い置き土産」(コンビニ業界関係者)と揶揄されるローソンストア100と小型スーパーのローソンマートの整理・縮小を迫られ、攻めに転じる余裕を失っている。
振り返ればローソンの苦しさは、昨年9月に三越伊勢丹HDと争奪戦を繰り広げた高級スーパーの成城石井の買収劇に端的に現れていた。大手総合スーパー(GMS)によるミニスーパーの出店攻勢を前に、やっと安定軌道に乗ったローソンストア100が再び失速。そのミニスーパーを迎...
ドラッグストアや調剤薬局との協業に最も熱心で、「業界の暴れん坊」との異名も取ったコンビニエンスストア国内2位のローソンが守勢に回っている。社長在任10年を超えた新浪剛史前会長が昨年10月にサントリーホールディングス(HD)の社長へ転身したのを待っていたかのように、3位のファミリーマートが業界再編の号砲を鳴らした。一方、ローソン自身も「新浪氏の黒い置き土産」(コンビニ業界関係者)と揶揄されるローソンストア100と小型スーパーのローソンマートの整理・縮小を迫られ、攻めに転じる余裕を失っている。
振り返ればローソンの苦しさは、昨年9月に三越伊勢丹HDと争奪戦を繰り広げた高級スーパーの成城石井の買収劇に端的に現れていた。大手総合スーパー(GMS)によるミニスーパーの出店攻勢を前に、やっと安定軌道に乗ったローソンストア100が再び失速。そのミニスーパーを迎撃
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