経済記事の読み方
「野放し」保険ショップに初の販売規制
2015年4月1日号
ここ数年、街のあちこちで見かける保険ショップに行政指導の手が入ることになった。
金融庁はこのほど、複数の保険商品を取り扱う「乗合代理店」に対する販売規制の実施を決めた。成約するごとに保険会社から販売手数料が入る保険ショップのビジネスモデルが、消費者(契約者)に割高な保険購入を強いているとの批判に当局が腰を上げた格好だ。16年5月から適用される。
規制の対象となるのは保険商品を15以上取り扱っているか、あるいは保険料収入が年間10億円以上の乗合代理店。ショップの保険募集人は今後、取り扱う保険商品を顧客に示し、保障内容や保険料を比較できる情報を提供しなければならない。また、コンプライアンス(法令順守)体制の整備を義務付け、来店者の意向に沿った商品を提案して、押し付け販売にならないよう社内規則の制定や、募集人への研修体制の充実も求めるとともに、...
ここ数年、街のあちこちで見かける保険ショップに行政指導の手が入ることになった。
金融庁はこのほど、複数の保険商品を取り扱う「乗合代理店」に対する販売規制の実施を決めた。成約するごとに保険会社から販売手数料が入る保険ショップのビジネスモデルが、消費者(契約者)に割高な保険購入を強いているとの批判に当局が腰を上げた格好だ。16年5月から適用される。
規制の対象となるのは保険商品を15以上取り扱っているか、あるいは保険料収入が年間10億円以上の乗合代理店。ショップの保険募集人は今後、取り扱う保険商品を顧客に示し、保障内容や保険料を比較できる情報を提供しなければならない。また、コンプライアンス(法令順守)体制の整備を義務付け、来店者の意向に沿った商品を提案して、押し付け販売にならないよう社内規則の制定や、募集人への研修体制の充実も求めるとともに、定
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