患者会
弱者の目線から「防災対策」
患者会特別編 障害者への対応は高齢社会に役立つ
2015年4月1日号
手話で講演するコーサ氏
「DRR(災害リスク低減)に障害者が積極的に参加することが社会全体のリスク低減に貢献する」
今回で第3回目となる「国連世界防災会議」が3月14〜18日に宮城県仙台市で開かれ、災害による死亡率低減などを掲げ、被災前よりも強い街づくりをめざすことで合意した。日本は安倍晋三首相が、総額40億ドルの支援と、東日本大震災の経験をもとに国際貢献する意向を示した。
さらに防災会議では、災害時に被害を受けやすい「弱者」の立場からの意見表明も行われた。冒頭の言葉は、全盲でタイの国会議員を務めるモンティアン・ブンタン氏が語ったものである。
障害者の防災に耳を傾けたことは、これから本腰を入れる課題として捉えたことの証左だろう。会議では、各国の政府関係者が参加するミーティング以外に、実務者が集う「パブリックフォーラム」でも意見交換が繰り広げら...
手話で講演するコーサ氏
「DRR(災害リスク低減)に障害者が積極的に参加することが社会全体のリスク低減に貢献する」
今回で第3回目となる「国連世界防災会議」が3月14〜18日に宮城県仙台市で開かれ、災害による死亡率低減などを掲げ、被災前よりも強い街づくりをめざすことで合意した。日本は安倍晋三首相が、総額40億ドルの支援と、東日本大震災の経験をもとに国際貢献する意向を示した。
さらに防災会議では、災害時に被害を受けやすい「弱者」の立場からの意見表明も行われた。冒頭の言葉は、全盲でタイの国会議員を務めるモンティアン・ブンタン氏が語ったものである。
障害者の防災に耳を傾けたことは、これから本腰を入れる課題として捉えたことの証左だろう。会議では、各国の政府関係者が参加するミーティング以外に、実務者が集う「パブリックフォーラム」でも意見交換が繰り広げられ
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