医薬経済オンライン

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眺望「医薬街道」

調剤フィーを3体系で解決

近藤正觀

2015年4月1日号

 3月12日、政府の規制改革会議が開催され、医薬分業についての現状と今後の課題が議論された。分業率は67%(13年)まできた。しかし、行政主導の医薬分業は曲がり角に来ているのではないだろうか。厚生労働省が当初計画していた「面分業」には程遠い姿が浮き彫りとなっている。 規制改革推進室が12日の議論に先駆けて行ったアンケート調査では、分業によるコスト負担や分業のメリットに関して、総じて意識が浸透していない状況が窺える。院内処方と院外処方を比較したとき、院外処方では自己負担が平均3百円も増大するが「妥当か」の問いには、「高すぎる」が約60%を占めた。また、処方箋を受け取った後の薬局の選択では、「なるべく医療機関から近い薬局」を選択する者が約7割にも上る。分業のメリットでは「特にない・わからない」が4割を占め、薬剤師が分業の機能を発揮していないと言える。医薬...  3月12日、政府の規制改革会議が開催され、医薬分業についての現状と今後の課題が議論された。分業率は67%(13年)まできた。しかし、行政主導の医薬分業は曲がり角に来ているのではないだろうか。厚生労働省が当初計画していた「面分業」には程遠い姿が浮き彫りとなっている。 規制改革推進室が12日の議論に先駆けて行ったアンケート調査では、分業によるコスト負担や分業のメリットに関して、総じて意識が浸透していない状況が窺える。院内処方と院外処方を比較したとき、院外処方では自己負担が平均3百円も増大するが「妥当か」の問いには、「高すぎる」が約60%を占めた。また、処方箋を受け取った後の薬局の選択では、「なるべく医療機関から近い薬局」を選択する者が約7割にも上る。分業のメリットでは「特にない・わからない」が4割を占め、薬剤師が分業の機能を発揮していないと言える。医薬分業

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