武田は再び「謝罪」に追い込まれる
CASE─J問題、京大にした苦しい言い訳
2015年3月15日号
13年10月3日、スイス・ノバルティスのデビッド・エプスタイン社長が、ディオバン事件に関する謝罪会見を開き、ぎこちなく頭を下げた。翌日の新聞には、外国人社長のお辞儀姿が紙面を飾ったが、それと同じ光景が、4月にCEO(最高経営責任者)に就任する武田薬品社長のクリストフ・ウェバー氏(写真)にも見ることになりそうだ。
2月27日、京都大学は武田薬品の降圧剤「ブロプレス」(一般名=カンデサルタン)の大規模臨床試験「CASE─J」の不正疑惑に関する調査報告書を発表した。
「武田薬品工業は作為的にグラフを作成し、誇大広告を行った疑いを否定できない」
報告書は、そのような専門家の意見を掲載し、武田によるグラフの改竄を指摘した。記者会見を開いた湊長博副学長は、大学側に「問題はなかった」と語り、不正疑惑は武田の問題と強調した。
不正疑惑とはCASE─J試験の結果...
13年10月3日、スイス・ノバルティスのデビッド・エプスタイン社長が、ディオバン事件に関する謝罪会見を開き、ぎこちなく頭を下げた。翌日の新聞には、外国人社長のお辞儀姿が紙面を飾ったが、それと同じ光景が、4月にCEO(最高経営責任者)に就任する武田薬品社長のクリストフ・ウェバー氏(写真)にも見ることになりそうだ。
2月27日、京都大学は武田薬品の降圧剤「ブロプレス」(一般名=カンデサルタン)の大規模臨床試験「CASE─J」の不正疑惑に関する調査報告書を発表した。
「武田薬品工業は作為的にグラフを作成し、誇大広告を行った疑いを否定できない」
報告書は、そのような専門家の意見を掲載し、武田によるグラフの改竄を指摘した。記者会見を開いた湊長博副学長は、大学側に「問題はなかった」と語り、不正疑惑は武田の問題と強調した。
不正疑惑とはCASE─J試験の結果を用
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