医薬経済オンライン

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新薬の市場環境を読む

C型肝炎薬「患者争奪戦」の行方

第66回

バークレイズ証券 株式調査部 関篤史

2015年3月15日号

 ブリストルマイヤーズは14年9月に「ダクルインザ/スンベプラ」を日本で上市した。そして3月5日の厚生労働省薬事食品衛生審議会医薬品第二部会を経て、5月にはギリアドサイエンシズの「ソバルディ」の上市が見込まれる。経口剤で高い治癒率を示すことから、耐性ウイルスという課題は残るものの、C型肝炎をほとんど克服できる希望がある薬剤群だ。ソバルディの薬価は欧米に比べて低くなる可能性が高い。さらに、医療費補助がインターフェロン経験患者に限定されてしまうとソバルディの大型化は難しい。  ソバルディは発売2年目にしてグローバル売上高が100億ドルを超え、さまざまな意味で記録を塗り替えた製品と言っても過言ではないだろう。15年には、配合剤「ハーボニ」とソバルディを合計したグローバル売上高が150億ドルを超えると、我われは予想している。  では、ギリアドのソバルディの日本...  ブリストルマイヤーズは14年9月に「ダクルインザ/スンベプラ」を日本で上市した。そして3月5日の厚生労働省薬事食品衛生審議会医薬品第二部会を経て、5月にはギリアドサイエンシズの「ソバルディ」の上市が見込まれる。経口剤で高い治癒率を示すことから、耐性ウイルスという課題は残るものの、C型肝炎をほとんど克服できる希望がある薬剤群だ。ソバルディの薬価は欧米に比べて低くなる可能性が高い。さらに、医療費補助がインターフェロン経験患者に限定されてしまうとソバルディの大型化は難しい。  ソバルディは発売2年目にしてグローバル売上高が100億ドルを超え、さまざまな意味で記録を塗り替えた製品と言っても過言ではないだろう。15年には、配合剤「ハーボニ」とソバルディを合計したグローバル売上高が150億ドルを超えると、我われは予想している。  では、ギリアドのソバルディの日本での

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