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各事業で「不安」抱える大塚HD

アバニア買収でも囁かれる「高転び」の懸念

2015年3月15日号

「中長期の戦略上、非常に大きな買収。(中略)アバニアの収益貢献は、次の中期計画の期間に本格化する」。昨年12月に米製薬ベンチャーのアバニアファーマシューティカルズを約4200億円で買収する契約を取り付け、1月に無事にTOB(株式公開買い付け)を終えた大塚ホールディングスの樋口達夫社長のコメントだ。これにより同社は、米国での特許切れが4月に迫る抗精神病薬「エビリファイ」に代わる、次の中枢疾患領域でのブロックバスター候補を複数手に入れた。  パテントクリフの直撃に加えてアバニアの“のれん代”償却が始まる15年12月期業績は、売上高が1兆3700億円(前期比▲12.8%)、営業利益が1100億円(同▲48.6%)、経常利益が1200億円(同▲49.1%)、当期純利益が800億円(▲48.4%)と、大幅な減収減益を強いられる。だが、エビリファイの月1回投与剤「エビリファイメンテナ」や... 「中長期の戦略上、非常に大きな買収。(中略)アバニアの収益貢献は、次の中期計画の期間に本格化する」。昨年12月に米製薬ベンチャーのアバニアファーマシューティカルズを約4200億円で買収する契約を取り付け、1月に無事にTOB(株式公開買い付け)を終えた大塚ホールディングスの樋口達夫社長のコメントだ。これにより同社は、米国での特許切れが4月に迫る抗精神病薬「エビリファイ」に代わる、次の中枢疾患領域でのブロックバスター候補を複数手に入れた。  パテントクリフの直撃に加えてアバニアの“のれん代”償却が始まる15年12月期業績は、売上高が1兆3700億円(前期比▲12.8%)、営業利益が1100億円(同▲48.6%)、経常利益が1200億円(同▲49.1%)、当期純利益が800億円(▲48.4%)と、大幅な減収減益を強いられる。だが、エビリファイの月1回投与剤「エビリファイメンテナ」や、

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