医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

大きく変わる後発品大手の将来

第96回

医薬評論家 五條正也

2015年3月15日号

 3月6日、米国で初のバイオシミラー(BS)として、サンドのG─CSF製剤「ザルジオ」(日本名はフィルグラスチムBS注「サンド」)が承認された。サンドはすでにヒト成長ホルモンのソマトロピンを「オムニトロープ」として06年に発売済みだが、これは新規のバイオ製剤として承認されたもの。サンドによれば、14年の米日独仏英伊西+オーストラリアの主要8カ国のBSの全売上高のうち、サンドの製品が50%を超えており、BSでは世界トップにあるという。  欧州では2月中〜下旬に独仏英を含む主要国で韓国セルトリオン製の「レミケード」のBSがホスピーラとナップ・ファーマシューティカルズから発売された(1社販売の国と両社で別名並売の国がある)。  米国では3月17日にそのセルトリオン製のレミケードBSがFDA(食品医薬品局)の外部専門家による審議会で議論される。そこで承認が推奨...  3月6日、米国で初のバイオシミラー(BS)として、サンドのG─CSF製剤「ザルジオ」(日本名はフィルグラスチムBS注「サンド」)が承認された。サンドはすでにヒト成長ホルモンのソマトロピンを「オムニトロープ」として06年に発売済みだが、これは新規のバイオ製剤として承認されたもの。サンドによれば、14年の米日独仏英伊西+オーストラリアの主要8カ国のBSの全売上高のうち、サンドの製品が50%を超えており、BSでは世界トップにあるという。  欧州では2月中〜下旬に独仏英を含む主要国で韓国セルトリオン製の「レミケード」のBSがホスピーラとナップ・ファーマシューティカルズから発売された(1社販売の国と両社で別名並売の国がある)。  米国では3月17日にそのセルトリオン製のレミケードBSがFDA(食品医薬品局)の外部専門家による審議会で議論される。そこで承認が推奨され

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