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医薬経済気象台

景気も「春」を迎える

2015年3月15日号

 桃の節句も終わり、間もなく春の彼岸が訪れる。暑さ寒さも彼岸までというが、寒さが残るなかにも春めいた暖かさを感じられるようになってきた。3月も末が近づけば、桜前線の北上が始まり、いよいよ春爛漫の季節を迎える。季節の春の訪れに合わせて、景気も春到来を思わせる話題が増えてきた。個人消費の回復は遅れているが、先行きに明るさを感じさせる気配が強まってきた。  それを予兆しているのが、株価が15年ぶりの水準を取り戻したことだ。株価は不動産バブルが崩壊して以降、基本的に不振を続けてきた。89年12月の史上最高値3万8915円から、上下動を繰り返し、リーマン・ショック後の09年3月に付けた安値7054円まで、実に20年間にわたる長い大勢下落の歴史だった。  日本経済について「失われた20年」という言葉がよく使われる。この時期は株価の下落の歴史とほぼ一致する。期間は同じだが株...  桃の節句も終わり、間もなく春の彼岸が訪れる。暑さ寒さも彼岸までというが、寒さが残るなかにも春めいた暖かさを感じられるようになってきた。3月も末が近づけば、桜前線の北上が始まり、いよいよ春爛漫の季節を迎える。季節の春の訪れに合わせて、景気も春到来を思わせる話題が増えてきた。個人消費の回復は遅れているが、先行きに明るさを感じさせる気配が強まってきた。  それを予兆しているのが、株価が15年ぶりの水準を取り戻したことだ。株価は不動産バブルが崩壊して以降、基本的に不振を続けてきた。89年12月の史上最高値3万8915円から、上下動を繰り返し、リーマン・ショック後の09年3月に付けた安値7054円まで、実に20年間にわたる長い大勢下落の歴史だった。  日本経済について「失われた20年」という言葉がよく使われる。この時期は株価の下落の歴史とほぼ一致する。期間は同じだが株価の

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