医薬経済オンライン

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IMSデータに見る市場動向

長期収載品の「凋落」が明らかに

2015年3月15日号

 14年度診療報酬改定以降、医療現場で後発品を採用する動きが加速している。「(加算取得要件のハードルが上がった)調剤薬局はともかくDPC病院は想定外だった。これには厚生労働省も驚いている」と国内大手企業幹部は嘆く。 もはや先発品企業の努力では通用しない市場に変貌した。 ある医薬品卸幹部は、とある病院の購入担当者にこう告げられた。「長期収載品に関心はないよ。卸さんも大変だろうけど、こんな時代なんでね」 そしてDPC病院の薬剤部は「DPC病院の機能評価係数の60%の取得はもう当たり前。勤務医も経営者の鶴の一声には敵わない」と断言する。 実際に後発品の伸びと長期収載品の落ち込みは急激だ。 全国健康保険協会によると、14年11月の後発品使用割合は数量ベースで60.1%と、厚労省が目標として掲げていた60%を軽々と突破した。ちなみに13年11月は50%程度だったので1...  14年度診療報酬改定以降、医療現場で後発品を採用する動きが加速している。「(加算取得要件のハードルが上がった)調剤薬局はともかくDPC病院は想定外だった。これには厚生労働省も驚いている」と国内大手企業幹部は嘆く。 もはや先発品企業の努力では通用しない市場に変貌した。 ある医薬品卸幹部は、とある病院の購入担当者にこう告げられた。「長期収載品に関心はないよ。卸さんも大変だろうけど、こんな時代なんでね」 そしてDPC病院の薬剤部は「DPC病院の機能評価係数の60%の取得はもう当たり前。勤務医も経営者の鶴の一声には敵わない」と断言する。 実際に後発品の伸びと長期収載品の落ち込みは急激だ。 全国健康保険協会によると、14年11月の後発品使用割合は数量ベースで60.1%と、厚労省が目標として掲げていた60%を軽々と突破した。ちなみに13年11月は50%程度だったので1年

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