Patient Relations
一般社団法人 日本網膜色素変性症協会
2015年3月15日号
研究の「灯」を絶やしたくない金井國利理事長「いずれ失明します。もう治りません、遺伝ですから」 視力が落ちたかな、と何気なく訪れた眼科で言われたときの衝撃は計り知れない。しかし、気付いたときには、相当進行していることもある。 暗い場所で見えにくい、足元が見えにくいといった症状が出た場合には、「網膜色素変性症」を疑ってみたほうがいいかもしれない。国内に約5万人の患者がいるとされる同疾患は、遺伝子異常で網膜にある細胞が、年齢とともにゆっくりと消え、機能を失っていく。暗い所で見にくいのは生まれつきだ、との思い込みと、長年の慣れにより、気付けば視野の大半を失っていることもある。 特定疾患に指定されている同疾患には根本治療がない。患者は、日々失明の恐怖に苛まれている、と思いきや、決してそうではない。一般社団法人「日本網膜色素変性症協会」(JRPS)...
研究の「灯」を絶やしたくない金井國利理事長「いずれ失明します。もう治りません、遺伝ですから」 視力が落ちたかな、と何気なく訪れた眼科で言われたときの衝撃は計り知れない。しかし、気付いたときには、相当進行していることもある。 暗い場所で見えにくい、足元が見えにくいといった症状が出た場合には、「網膜色素変性症」を疑ってみたほうがいいかもしれない。国内に約5万人の患者がいるとされる同疾患は、遺伝子異常で網膜にある細胞が、年齢とともにゆっくりと消え、機能を失っていく。暗い所で見にくいのは生まれつきだ、との思い込みと、長年の慣れにより、気付けば視野の大半を失っていることもある。 特定疾患に指定されている同疾患には根本治療がない。患者は、日々失明の恐怖に苛まれている、と思いきや、決してそうではない。一般社団法人「日本網膜色素変性症協会」(JRPS)は
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