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東邦ホールディングス 地域中小卸の統合で広域化を実現

—業界4位も上位との差は歴然—

2015年3月15日号

 東邦ホールディングスの事業内容を13年度実績事業セグメントの外部顧客売上高ベースで見ると、医薬品卸売が1兆1021億円、調剤薬局が856億円、情報機器販売が13億円、治験施設支援が5億円と4事業で構成している。医薬品卸売が92.6%を占める。調剤薬局は7.2%で、卸売拡大路線のなかで顧客としての中小薬局のグループ化を進めた過程で傘下に加わった薬局群を統合した結果と見ればいい。  広域卸だが、医薬品卸売事業の規模は上位3社と大きな開きがある。医薬品卸売事業だけの比較で13年度トップのアルフレッサHDを100として4社の規模を比較すると、メディパルHDが92、スズケンが83だが、東邦HDは50でしかない。アルフレッサHDの半分、スズケンの6掛けの規模だ。広域卸をめざしてきたなかで、これだけの規模の差が生じた理由は、アルフレッサHD、メディパルHDが大型再編を指向、スズケンは...  東邦ホールディングスの事業内容を13年度実績事業セグメントの外部顧客売上高ベースで見ると、医薬品卸売が1兆1021億円、調剤薬局が856億円、情報機器販売が13億円、治験施設支援が5億円と4事業で構成している。医薬品卸売が92.6%を占める。調剤薬局は7.2%で、卸売拡大路線のなかで顧客としての中小薬局のグループ化を進めた過程で傘下に加わった薬局群を統合した結果と見ればいい。  広域卸だが、医薬品卸売事業の規模は上位3社と大きな開きがある。医薬品卸売事業だけの比較で13年度トップのアルフレッサHDを100として4社の規模を比較すると、メディパルHDが92、スズケンが83だが、東邦HDは50でしかない。アルフレッサHDの半分、スズケンの6掛けの規模だ。広域卸をめざしてきたなかで、これだけの規模の差が生じた理由は、アルフレッサHD、メディパルHDが大型再編を指向、スズケンは再

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