医薬経済オンライン

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薬歴未記載問題を気にする意外な人々

その陰に「薬剤師」に追い打ちをかける制度の存在あり

2015年3月1日号

「薬のカルテ、17万件未記載」 「イオン系も7.8万件」  朝日新聞が2月10日と22日に放った1面スクープに衝撃が走った。くすりの福太郎が48店舗17万件、CFSコーポレーションのハックドラッグが20店舗7.8万件で、患者から聞き取った薬歴を未記載のまま放置し、薬剤服用歴管理指導料を不正請求していた。薬剤師にとって薬歴に基づいた管理指導は、患者を副作用などから守るうえで根幹を成す職能フィー。職務を放棄し、組織的に不正請求していたというのは、薬剤師というプロフェッショナルの自殺行為であり、同時に医薬分業制度の完全否定だ。  問題によって分業バッシングが再加速し、さらには16年度調剤報酬改定への影響は避けられない。朝日新聞は今後も調剤薬局への追及姿勢を滲ませていることから、テレビを含めた一般マスコミが、今後こぞって調剤薬局をバッシングするだろう。分業はメディアス... 「薬のカルテ、17万件未記載」 「イオン系も7.8万件」  朝日新聞が2月10日と22日に放った1面スクープに衝撃が走った。くすりの福太郎が48店舗17万件、CFSコーポレーションのハックドラッグが20店舗7.8万件で、患者から聞き取った薬歴を未記載のまま放置し、薬剤服用歴管理指導料を不正請求していた。薬剤師にとって薬歴に基づいた管理指導は、患者を副作用などから守るうえで根幹を成す職能フィー。職務を放棄し、組織的に不正請求していたというのは、薬剤師というプロフェッショナルの自殺行為であり、同時に医薬分業制度の完全否定だ。  問題によって分業バッシングが再加速し、さらには16年度調剤報酬改定への影響は避けられない。朝日新聞は今後も調剤薬局への追及姿勢を滲ませていることから、テレビを含めた一般マスコミが、今後こぞって調剤薬局をバッシングするだろう。分業はメディアスクラ

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