医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

巨大病院が吐き出す院外処方箋の「行方」

日本調剤“がま口”3店舗対薬剤師会FAX3台

2015年3月1日号

「15年7〜9月頃をめどに院外処方へ移行することを決定しました」  田中信孝病院長名の文書が出されたのは、14年12月のことだ。公立病院で全国最大規模の「総合病院国保旭中央病院」(千葉県旭市)が今夏、院内処方をやめ、院外処方に転換する。これだけの規模で院内処方を続けている例は珍しい。  数年前から「院外処方に移行するのでは」といった噂が絶えず、病院周辺では薬局進出に向けた「用地取得争い」が水面下で繰り広げられていた。  同病院のある旭市は、太平洋に面した人口約7万人の小都市。農地が広がるのどかな地域に、要塞のごとく巨大病院がそびえ立ち、「病院城下町」の様相を呈する。  病院の公表資料(13年12月時点)によると、ベッド数は989床。36の診療科を持ち、医師数は240人、看護師は857人で全職員数は1984人。1日の外来患者数は約2800人に上る。  なぜ今回、院外処方に踏み... 「15年7〜9月頃をめどに院外処方へ移行することを決定しました」  田中信孝病院長名の文書が出されたのは、14年12月のことだ。公立病院で全国最大規模の「総合病院国保旭中央病院」(千葉県旭市)が今夏、院内処方をやめ、院外処方に転換する。これだけの規模で院内処方を続けている例は珍しい。  数年前から「院外処方に移行するのでは」といった噂が絶えず、病院周辺では薬局進出に向けた「用地取得争い」が水面下で繰り広げられていた。  同病院のある旭市は、太平洋に面した人口約7万人の小都市。農地が広がるのどかな地域に、要塞のごとく巨大病院がそびえ立ち、「病院城下町」の様相を呈する。  病院の公表資料(13年12月時点)によると、ベッド数は989床。36の診療科を持ち、医師数は240人、看護師は857人で全職員数は1984人。1日の外来患者数は約2800人に上る。  なぜ今回、院外処方に踏み切

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence