医薬経済気象台
景気は回復過程に入った
2015年3月1日号
14年10〜12月期の国内総生産(GDP)成長率の速報値が発表された。季節調整後の実質値は前期比で0.6%、年率にして2.2%のプラスだった。14年度に入って以降、消費税増税の影響から前期比年率で4〜6月期が▲6.7%、7〜9月期が▲1.9%と2四半期連続のマイナス成長だったから、増税後初めてのプラス成長となった。増税の影響によるマイナス局面は底入れし、回復の段階に入ったことを確認するかたちとなった。
ただ、2四半期累計の落ち込みの大きさに比べ、回復力が弱かったことは否定できない。事前の民間調査機関の予想平均値は年率3.5%成長だった。想定以下の回復にとどまった主因は、民需の主力である消費支出と企業設備投資の回復が期待外れだったことだ。消費支出は前期比0.3%増、年率で1.1%増でしかなく、7〜9月期の0.4%増、年率1.5%増も下回る低い伸びだった。10〜12月期は冬季賞与の時期...
14年10〜12月期の国内総生産(GDP)成長率の速報値が発表された。季節調整後の実質値は前期比で0.6%、年率にして2.2%のプラスだった。14年度に入って以降、消費税増税の影響から前期比年率で4〜6月期が▲6.7%、7〜9月期が▲1.9%と2四半期連続のマイナス成長だったから、増税後初めてのプラス成長となった。増税の影響によるマイナス局面は底入れし、回復の段階に入ったことを確認するかたちとなった。
ただ、2四半期累計の落ち込みの大きさに比べ、回復力が弱かったことは否定できない。事前の民間調査機関の予想平均値は年率3.5%成長だった。想定以下の回復にとどまった主因は、民需の主力である消費支出と企業設備投資の回復が期待外れだったことだ。消費支出は前期比0.3%増、年率で1.1%増でしかなく、7〜9月期の0.4%増、年率1.5%増も下回る低い伸びだった。10〜12月期は冬季賞与の時期に
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