医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医療企業・その現状と展望

スズケン 中期ビジョンのもと成長戦略に取り組む

—往年の栄光の座を取り戻せるのか—

2015年3月1日号

 スズケンは広域医薬品卸大手4社のなかで、13年度実績で総売上高が3位、医薬品卸売事業の売上高でも3位の規模である。しかし、21世紀を迎えるまでは業界では唯一とも言える広域卸として、しかも卸のほとんどが大手製薬企業の系列色で染められていたなかで、独自色の強い企業として、他卸を圧倒する規模で業界トップの座に君臨してきた企業である。しかし、現在の姿に往時の圧倒的強さは見ることはできない。  医薬品卸業界の大型再編の嵐は、そのスズケンを王者の位置から引きずり下ろした。00年4月のクラヤ三星堂(現メディパルホールディングス)の誕生によって、スズケンはトップの座を明け渡した。さらに、04年のアルフレッサHDの誕生、その後の活発な買収戦略によって、05年度には2位の座からも追い落とされ、3位に転落した。それ以来3位が定位置になってしまっている。  スズケンがトップの...  スズケンは広域医薬品卸大手4社のなかで、13年度実績で総売上高が3位、医薬品卸売事業の売上高でも3位の規模である。しかし、21世紀を迎えるまでは業界では唯一とも言える広域卸として、しかも卸のほとんどが大手製薬企業の系列色で染められていたなかで、独自色の強い企業として、他卸を圧倒する規模で業界トップの座に君臨してきた企業である。しかし、現在の姿に往時の圧倒的強さは見ることはできない。  医薬品卸業界の大型再編の嵐は、そのスズケンを王者の位置から引きずり下ろした。00年4月のクラヤ三星堂(現メディパルホールディングス)の誕生によって、スズケンはトップの座を明け渡した。さらに、04年のアルフレッサHDの誕生、その後の活発な買収戦略によって、05年度には2位の座からも追い落とされ、3位に転落した。それ以来3位が定位置になってしまっている。  スズケンがトップの座に

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence