From Local to Global
明眸皓歯─カラーコンタクトレンズの安全性
第77回
日本尊厳死協会理事長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)
2015年3月1日号
黒目がくっきりとして大きく、また、西洋人のような眼の色をした若い女性を街で見かける。瞳の大きさを強調したり、色を変えたりするおしゃれ用のカラーコンタクトレンズ(カラコン)を装用しているのだ。
90年代に芸能人やモデルが使い始めて注目され、使い捨てタイプが発売されるようになって、さらに普及が加速してきた。今ではさまざまなタイプのカラコンが開発され、使用されている。
「カラーコンタクト使用者7割が眼科を1度も受診せず」という記事が、2月2日、毎日新聞に掲載された。日本コンタクトレンズ協会が昨年、15〜29歳の女性を対象にネット調査を実施し、使用者105人から回答を得たという。今号は度なしカラコンの安全性について、問題を提起したい。
新聞記事を引用する。
「同協会によると、度なしカラコン使用者の68.6%が、雑貨店やインターネット通販で購入し、眼科併設店で...
黒目がくっきりとして大きく、また、西洋人のような眼の色をした若い女性を街で見かける。瞳の大きさを強調したり、色を変えたりするおしゃれ用のカラーコンタクトレンズ(カラコン)を装用しているのだ。
90年代に芸能人やモデルが使い始めて注目され、使い捨てタイプが発売されるようになって、さらに普及が加速してきた。今ではさまざまなタイプのカラコンが開発され、使用されている。
「カラーコンタクト使用者7割が眼科を1度も受診せず」という記事が、2月2日、毎日新聞に掲載された。日本コンタクトレンズ協会が昨年、15〜29歳の女性を対象にネット調査を実施し、使用者105人から回答を得たという。今号は度なしカラコンの安全性について、問題を提起したい。
新聞記事を引用する。
「同協会によると、度なしカラコン使用者の68.6%が、雑貨店やインターネット通販で購入し、眼科併設店での購
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