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この国につけるクスリ 社会保障よもやま話

MSWの苦悩

東京福祉大学・大学院 副学長 喜多村悦史

2015年3月1日号

 筆者の勤務校では社会福祉士や精神保健福祉士の資格取得をめざす学生が多い。医師や看護師などの業務独占資格と違って、社会福祉士は名称独占資格。技能のイメージが湧きにくいこともあって、人気度は今ひとつの感があった。だが、昨今は地域包括支援センターの人員配置基準として制度化されるなど、認知度が高まっている。 病院も学生の就職先としての拡大分野であり、配属先が相談室の医療ソーシャルワーカーであることが多い。医療(メディカル)に特化したソーシャルワーカーということで、和製英語のMSWの名称が使われている。主に病院で、「疾病を有する患者などが、地域や家庭で自立した生活を送ることができるよう、社会福祉の立場から、患者や家族の抱える心理的・社会的な問題の解決・調整を援助し、社会復帰の促進を図る」相談・支援の専門職というのが、一般的な理解だろう。入院医療...  筆者の勤務校では社会福祉士や精神保健福祉士の資格取得をめざす学生が多い。医師や看護師などの業務独占資格と違って、社会福祉士は名称独占資格。技能のイメージが湧きにくいこともあって、人気度は今ひとつの感があった。だが、昨今は地域包括支援センターの人員配置基準として制度化されるなど、認知度が高まっている。 病院も学生の就職先としての拡大分野であり、配属先が相談室の医療ソーシャルワーカーであることが多い。医療(メディカル)に特化したソーシャルワーカーということで、和製英語のMSWの名称が使われている。主に病院で、「疾病を有する患者などが、地域や家庭で自立した生活を送ることができるよう、社会福祉の立場から、患者や家族の抱える心理的・社会的な問題の解決・調整を援助し、社会復帰の促進を図る」相談・支援の専門職というのが、一般的な理解だろう。入院医療から

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