海外時報
製薬業界も受容する医療技術評価
2015年2月15日号
昨年、新規成分41製剤と、過去18年で最高記録となった好調なFDA(食品医薬品局)承認数は、年が明けても維持されている。「年末の承認ラッシュは帳尻合せ、その後は停滞する」という見立ては〝過去の常識”で今年は途切れない。
2月3日には、ホルモン受容体陽性の乳がんでは久しぶりのCDKプロテイン標的療法「アイブランス」(パルボシクリブ)も、第Ⅱ相の疾患進行のない期間のデータをもとに、2ヵ月前倒しで暫定承認された。だが、ファイザーは発表に際して「価格は大半の患者、保険が支払う費用ではない。保険を通じて提供されるときは価格交渉がある」と言い添えて驚かせた。
その前日の予算教書でメディケア薬剤給付における高額薬剤の政府価格交渉権に関する大統領提案と鉢合わせになり、“巻き添え”を避けたかったにしても、月9850ドル、年間11.82万ドルというリスト価格は、高額だが最...
昨年、新規成分41製剤と、過去18年で最高記録となった好調なFDA(食品医薬品局)承認数は、年が明けても維持されている。「年末の承認ラッシュは帳尻合せ、その後は停滞する」という見立ては〝過去の常識”で今年は途切れない。
2月3日には、ホルモン受容体陽性の乳がんでは久しぶりのCDKプロテイン標的療法「アイブランス」(パルボシクリブ)も、第Ⅱ相の疾患進行のない期間のデータをもとに、2ヵ月前倒しで暫定承認された。だが、ファイザーは発表に際して「価格は大半の患者、保険が支払う費用ではない。保険を通じて提供されるときは価格交渉がある」と言い添えて驚かせた。
その前日の予算教書でメディケア薬剤給付における高額薬剤の政府価格交渉権に関する大統領提案と鉢合わせになり、“巻き添え”を避けたかったにしても、月9850ドル、年間11.82万ドルというリスト価格は、高額だが最近
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