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医薬経済気象台

スタートした賃上げの行方

2015年2月15日号

 1月29日、日本経団連と連合のトップ会談が行われ、15年賃上げの労使交渉が本格的にスタートした。連合は、給与水準を一律に底上げするベースアップについて、デフレ脱却のため2%以上が必要不可欠と要求したのに対して、経団連も賃上げの必要性を認めながらも2%のベースアップは現実的ではないとしており、賃上げ全体で昨年並みにとどめたい意向を示した。今後のトップ会談ではベースアップの水準だけでなく、昨年は蚊帳の外に置かれた中小企業や、非正規労働者に拡大することも話し合われることになりそうだ。  賃上げは企業個々の問題であり、労使トップ会談で基本的な方向で意見調整ができても、具体的には個別企業の労使交渉で決定するものだ。賃金水準、収益状況が異なり一律に決められるものではない。2月中に主要企業の多くで労働組合が要求を提出し、経営側は3月18日に集中回答するスケジュ...  1月29日、日本経団連と連合のトップ会談が行われ、15年賃上げの労使交渉が本格的にスタートした。連合は、給与水準を一律に底上げするベースアップについて、デフレ脱却のため2%以上が必要不可欠と要求したのに対して、経団連も賃上げの必要性を認めながらも2%のベースアップは現実的ではないとしており、賃上げ全体で昨年並みにとどめたい意向を示した。今後のトップ会談ではベースアップの水準だけでなく、昨年は蚊帳の外に置かれた中小企業や、非正規労働者に拡大することも話し合われることになりそうだ。  賃上げは企業個々の問題であり、労使トップ会談で基本的な方向で意見調整ができても、具体的には個別企業の労使交渉で決定するものだ。賃金水準、収益状況が異なり一律に決められるものではない。2月中に主要企業の多くで労働組合が要求を提出し、経営側は3月18日に集中回答するスケジュー

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