医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

薬剤経済学

C型肝炎療法の経済的評価

第5回 HCVハーボニは文句なしの費用対効果比

2015年2月15日号

 新技術の臨床的・経済的評価を進めているカリフォルニア・テクノロジー・アセスメント・フォーラム(CTAF)の「慢性C型肝炎遺伝子型1患者に対する新しい併用療法の臨床的有効性と価値の比較」は、ソホスブビルとレジパスビル配合剤「ハーボニ」が拓いたHCV経口剤療法の展開を見据えた報告だ。臨床・経済評価研究所とカリフォルニア大学サンフランシスコ校のJ.A.タイスが、ハーボニの米国食品医薬品局(FDA)承認から1ヵ月後(11月)に基礎評価をまとめ、12月18日の公開会議でその価値と総費用影響を論じた。同年春に行っていたソホスブビル評価の改訂版である。 評価自体は素早くまとめたが、すでに政策判断には調整が必要な状況になっていた。公開会議の翌日、アッヴィの競合療法が承認され、その3日後、同社は大幅値引きを条件に薬局給付管理会社と独占契約を結んだ。対抗してギリアド...  新技術の臨床的・経済的評価を進めているカリフォルニア・テクノロジー・アセスメント・フォーラム(CTAF)の「慢性C型肝炎遺伝子型1患者に対する新しい併用療法の臨床的有効性と価値の比較」は、ソホスブビルとレジパスビル配合剤「ハーボニ」が拓いたHCV経口剤療法の展開を見据えた報告だ。臨床・経済評価研究所とカリフォルニア大学サンフランシスコ校のJ.A.タイスが、ハーボニの米国食品医薬品局(FDA)承認から1ヵ月後(11月)に基礎評価をまとめ、12月18日の公開会議でその価値と総費用影響を論じた。同年春に行っていたソホスブビル評価の改訂版である。 評価自体は素早くまとめたが、すでに政策判断には調整が必要な状況になっていた。公開会議の翌日、アッヴィの競合療法が承認され、その3日後、同社は大幅値引きを条件に薬局給付管理会社と独占契約を結んだ。対抗してギリアドサ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence