医薬経済オンライン

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OUTLOOK・欧米のMR事情

反MR活動キャンペーン

第328回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2015年2月15日号

 MRが医師の処方行動に大きな影響を与えることを懸念して、製薬会社の行動に透明性を求める動きがますます活発化している。 アイフォーファーマ社のウェブサイトに掲載されたカーリー・ヘルファンド氏のレポートによると、オーストラリアの医師グループが「反MR活動キャンペーン」を開始したという。米国で医師3000人を対象に実施されたクアンシア社の最新調査では、医師の5分の2がMRに面会せず、その80%は所属する組織の方針であるとしている。米国では昨年、すべての製薬会社の医師への金銭支払いをオープンに公表することを義務付けた「フィジシャン・ペイメント・サンシャイン法」が制定された。 しかし、オーストラリアでは医師グループと学会がさらに過激な方策を打ち出した。医師たちは、この運動を「ノー・アドバタイジング・プリーズ(NAP)」と命名し、MR活動を全面的に否定す...  MRが医師の処方行動に大きな影響を与えることを懸念して、製薬会社の行動に透明性を求める動きがますます活発化している。 アイフォーファーマ社のウェブサイトに掲載されたカーリー・ヘルファンド氏のレポートによると、オーストラリアの医師グループが「反MR活動キャンペーン」を開始したという。米国で医師3000人を対象に実施されたクアンシア社の最新調査では、医師の5分の2がMRに面会せず、その80%は所属する組織の方針であるとしている。米国では昨年、すべての製薬会社の医師への金銭支払いをオープンに公表することを義務付けた「フィジシャン・ペイメント・サンシャイン法」が制定された。 しかし、オーストラリアでは医師グループと学会がさらに過激な方策を打ち出した。医師たちは、この運動を「ノー・アドバタイジング・プリーズ(NAP)」と命名し、MR活動を全面的に否定する反

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