医薬経済オンライン

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需要は増すばかり「介護タクシー」

介護報酬マイナス改定で懸念される「事業継続性」

2015年2月1日号

「介護タクシー」をご存じだろうか。軽自動車やワンボックスに車椅子で乗れるように、スロープあるいはリフトを装備し、要介護者の通院のために乗降の介助をするタクシーである。タクシー会社ではなく、都道府県の許可を得た訪問介護事業者の送迎タクシーだ。  介護報酬は4月から2.27%引き下げられることになった。儲け過ぎと槍玉に上げられた特別養護老人施設を運営する社会福祉法人の大幅引き下げは自明だが、それ以外の介護分野の報酬はどうなるのか各介護事業者は戦々恐々。息を殺して見守っている。  かつて介護と運送の「グレーゾーン」ともいわれた介護タクシーはどうなるのか。「大して変わらないだろう」と楽観視する事業者もいれば、「お客さんは多いが、思ったほど儲かる商売じゃない。これ以上、下がったらやっていけなくなる」と心配する介護タクシー事業者もいる。今や、要介護の人た... 「介護タクシー」をご存じだろうか。軽自動車やワンボックスに車椅子で乗れるように、スロープあるいはリフトを装備し、要介護者の通院のために乗降の介助をするタクシーである。タクシー会社ではなく、都道府県の許可を得た訪問介護事業者の送迎タクシーだ。  介護報酬は4月から2.27%引き下げられることになった。儲け過ぎと槍玉に上げられた特別養護老人施設を運営する社会福祉法人の大幅引き下げは自明だが、それ以外の介護分野の報酬はどうなるのか各介護事業者は戦々恐々。息を殺して見守っている。  かつて介護と運送の「グレーゾーン」ともいわれた介護タクシーはどうなるのか。「大して変わらないだろう」と楽観視する事業者もいれば、「お客さんは多いが、思ったほど儲かる商売じゃない。これ以上、下がったらやっていけなくなる」と心配する介護タクシー事業者もいる。今や、要介護の人たちに

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