節目迎えた2社「再編」はあるか
アステラスと第一三共、世界の潮流は大胆な事業入れ替え
2015年2月1日号
業界再編観測という妖怪がまた鎌首をもたげ始めている。仮想劇の主役を演じるのは10年前の配役と同じ、アステラス製薬と第一三共だ。周知の通り、両社は昨年4月から、それぞれが保有する化合物ライブラリーの相互利用をスタートさせた。「一製薬企業という枠を超え、(中略)オープンイノベーションを加速し、革新的な医薬品を提供することをめざします」とした両社連名のコメントに、業界雀たちは「合併に向けた布石では」とにわかに色めき立った。
そしてその後も、彼ら“妖怪ウォッチャー”を楽しませる話題が積み上がっている。第一三共は08年に買収して以降、経営上の攪乱要因となってきたインド・ランバクシーを、高い授業料を払いながらも14年一杯で切り離すことに成功。返す刀で昨年12月には、国内事業会社の、主に研究開発部門を対象としたおよそ300人規模の早期退職を断行した。
同社の人...
業界再編観測という妖怪がまた鎌首をもたげ始めている。仮想劇の主役を演じるのは10年前の配役と同じ、アステラス製薬と第一三共だ。周知の通り、両社は昨年4月から、それぞれが保有する化合物ライブラリーの相互利用をスタートさせた。「一製薬企業という枠を超え、(中略)オープンイノベーションを加速し、革新的な医薬品を提供することをめざします」とした両社連名のコメントに、業界雀たちは「合併に向けた布石では」とにわかに色めき立った。
そしてその後も、彼ら“妖怪ウォッチャー”を楽しませる話題が積み上がっている。第一三共は08年に買収して以降、経営上の攪乱要因となってきたインド・ランバクシーを、高い授業料を払いながらも14年一杯で切り離すことに成功。返す刀で昨年12月には、国内事業会社の、主に研究開発部門を対象としたおよそ300人規模の早期退職を断行した。
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