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官庁ふるさと人脈

兵庫県(下) 厚労省トップを多数輩出

第20回

2015年2月1日号

 関西地区で大阪府に隣接し、人口550万人を超える兵庫県は、霞が関で重要な地位を占める大物官僚を多数輩出している。3回目は厚生労働省と農林水産省、国土交通省の官僚を見てみたい。 とくに厚労省は、事務次官や事務次官級に出身者が多い。元事務次官でシルバーサービス振興会理事長の水田邦雄氏(東大法75年厚生省)は姫路市で生まれている。同省の元県人会長を務めた。高校は神奈川県の私立栄光学園を出ている。07年前半の年金記録問題(いわゆる消えた年金記録)で厚労省が揺れたときの事務次官は辻哲夫氏(東大法71年卒厚生省)だ。神戸市の出身で、私立灘高校を卒業している。21年4月に発足した高齢化社会問題に取り組む東大高齢社会総合研究機構の特任教授も務めている。 この2人に続くのが、事務次官級の厚生労働審議官を務め、次の次官候補と言われながら、安倍晋三政権が女性登用を打ち出...  関西地区で大阪府に隣接し、人口550万人を超える兵庫県は、霞が関で重要な地位を占める大物官僚を多数輩出している。3回目は厚生労働省と農林水産省、国土交通省の官僚を見てみたい。 とくに厚労省は、事務次官や事務次官級に出身者が多い。元事務次官でシルバーサービス振興会理事長の水田邦雄氏(東大法75年厚生省)は姫路市で生まれている。同省の元県人会長を務めた。高校は神奈川県の私立栄光学園を出ている。07年前半の年金記録問題(いわゆる消えた年金記録)で厚労省が揺れたときの事務次官は辻哲夫氏(東大法71年卒厚生省)だ。神戸市の出身で、私立灘高校を卒業している。21年4月に発足した高齢化社会問題に取り組む東大高齢社会総合研究機構の特任教授も務めている。 この2人に続くのが、事務次官級の厚生労働審議官を務め、次の次官候補と言われながら、安倍晋三政権が女性登用を打ち出した

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