医薬経済オンライン

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医療企業・その現状と展望 メディパルホールディングス

医薬品卸業界で総売上高トップ

—日用品・OTC薬卸などへ事業を多様—

2015年2月1日号

 規模のメリットをめざした医薬品卸企業の再編は、地域卸の合併を中心に90年代後半から活発化していたが、大型再編の始まりは98年10月の当時で業界6位の日本商事、10位の昭和薬品の合併によるアズウェルの発足だった。ただ、アズウェルも業界3位の座を得るにとどまり、これを凌ぐ大型合併となったのが00年4月の当時で業界2位のクラヤ薬品、6位の三星堂、19位の東京医薬品の3社合併によるクラヤ三星堂の誕生だ。これでスズケンを超える業界トップ卸が生まれ、大型再編が一段と進む契機となった。  クラヤ三星堂は、その後も多くの地域卸の子会社化を進め、04年には持株会社メディセオホールディングスへ組織を変更した。さらに05年には一層の事業拡大をめざして、化粧品・日用品卸のパルタックと経営を統合し、持株会社メディパルホールディングスとなって現在に至っている。  傘下の現在の事業は、医...  規模のメリットをめざした医薬品卸企業の再編は、地域卸の合併を中心に90年代後半から活発化していたが、大型再編の始まりは98年10月の当時で業界6位の日本商事、10位の昭和薬品の合併によるアズウェルの発足だった。ただ、アズウェルも業界3位の座を得るにとどまり、これを凌ぐ大型合併となったのが00年4月の当時で業界2位のクラヤ薬品、6位の三星堂、19位の東京医薬品の3社合併によるクラヤ三星堂の誕生だ。これでスズケンを超える業界トップ卸が生まれ、大型再編が一段と進む契機となった。  クラヤ三星堂は、その後も多くの地域卸の子会社化を進め、04年には持株会社メディセオホールディングスへ組織を変更した。さらに05年には一層の事業拡大をめざして、化粧品・日用品卸のパルタックと経営を統合し、持株会社メディパルホールディングスとなって現在に至っている。  傘下の現在の事業は、医療

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