医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

後戻りできないタケダの「風土変革」

「タケキャブ」は最後の郷愁

2015年1月15日号

「微妙だけども一応は新薬。系列の卸は、早くも盛り上がっているみたいですよ」(消息筋)  官公庁の御用納めの日だった昨年12月26日、武田薬品は大塚製薬と連名で、自社創製した酸関連疾患治療剤「タケキャブ」が厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。週明けの29日、同社の株価は一時、26日より29円高い5091円まで上昇した。しかし、その勢いは半日しか続かず、翌30日の大納会の終値は4996円50銭と、5000円の大台を割り込んで終わった。  振り返れば1年前。武田はゲノム創薬研究から創製し、新規の2型糖尿病治療薬として第3相臨床試験まで進めていたGPR40作動薬「ファシグリファム」(一般名)の開発を「肝臓に対する安全性への懸念」を理由に中止すると、年も押し詰まった12月27日に発表した。株価へのインパクトを故意に最小限に抑えようとしたのではないかと、メディアや株式関係... 「微妙だけども一応は新薬。系列の卸は、早くも盛り上がっているみたいですよ」(消息筋)  官公庁の御用納めの日だった昨年12月26日、武田薬品は大塚製薬と連名で、自社創製した酸関連疾患治療剤「タケキャブ」が厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。週明けの29日、同社の株価は一時、26日より29円高い5091円まで上昇した。しかし、その勢いは半日しか続かず、翌30日の大納会の終値は4996円50銭と、5000円の大台を割り込んで終わった。  振り返れば1年前。武田はゲノム創薬研究から創製し、新規の2型糖尿病治療薬として第3相臨床試験まで進めていたGPR40作動薬「ファシグリファム」(一般名)の開発を「肝臓に対する安全性への懸念」を理由に中止すると、年も押し詰まった12月27日に発表した。株価へのインパクトを故意に最小限に抑えようとしたのではないかと、メディアや株式関係者ら

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence