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海外時報

HCV市場はPBMとの独占契約に

「排除」によって再交渉を余儀なくされたギリアド

2015年1月15日号

 14年の米国医薬品市場はHCVで始まり、HCVで終わった。次代を担うがん免疫療法薬のエース格「オプジーボ」が承認予定日を3ヵ月残し、過去18年で最大という41新規成分製剤の最後として食品医薬品局(FDA)は承認したが、その前日、最大手薬局給付管理(PBM)会社エクスプレススクリプツ(ES)は「著しい価格譲歩」を前提にアッヴィの「ヴィキラパック」をC型肝炎経口剤療法に独占指定した。この大胆な契約に関心が集まるなか、クリスマス休暇に入った。  HCV3剤併用療法のFDA承認は12月19日の夕方のこと。その晩に複数年独占契約の大筋が固まり、月曜(22日)午前に発表された。給付適用の扱いは普通、数ヵ月を経て決まる。  ギリアドサイエンシズの「ソバルディ」の薬価批判の先頭に立っていたPBMは早くからアッヴィに価格次第で独占契約を与えるとラブコールを送っていた。...  14年の米国医薬品市場はHCVで始まり、HCVで終わった。次代を担うがん免疫療法薬のエース格「オプジーボ」が承認予定日を3ヵ月残し、過去18年で最大という41新規成分製剤の最後として食品医薬品局(FDA)は承認したが、その前日、最大手薬局給付管理(PBM)会社エクスプレススクリプツ(ES)は「著しい価格譲歩」を前提にアッヴィの「ヴィキラパック」をC型肝炎経口剤療法に独占指定した。この大胆な契約に関心が集まるなか、クリスマス休暇に入った。  HCV3剤併用療法のFDA承認は12月19日の夕方のこと。その晩に複数年独占契約の大筋が固まり、月曜(22日)午前に発表された。給付適用の扱いは普通、数ヵ月を経て決まる。  ギリアドサイエンシズの「ソバルディ」の薬価批判の先頭に立っていたPBMは早くからアッヴィに価格次第で独占契約を与えるとラブコールを送っていた。昨

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