消費回復への期待高まる | 医薬経済オンライン

医薬経済気象台

消費回復への期待高まる

2015年1月15日号

　15年度のに本経済は消費税増税の影響から脱して回復基調に転じるとする見方がコンセンサスだ。日本経済センターが民間調査機関の予想を集計して発表しているＥＳＰフォーキャストの15年度実質成長率予想の平均は1.7％、また新春恒例の経営者20人のアンケート調査でも平均は1.7％だった。14年度は増税で4〜9月が大きく落ち込んだため年度でもマイナス成長になる可能性があるが、15年度は明るさを取り戻すと期待している。　回復に転じると予想する理由の第1は、増税で低調だった個人消費が持ち直す条件が整ってきたことである。消費税再増税の2年半の先送りによって、冷えていた消費者心理が回復に向かう可能性が出てきた。新年の小売業界の初売りが前年を上回ったことに、その兆候が感じられる。さらに足元では円安を上回る原油安によってガソリン価格や灯油価格が低落している。これは家計には大き... 　15年度のに本経済は消費税増税の影響から脱して回復基調に転じるとする見方がコンセンサスだ。日本経済センターが民間調査機関の予想を集計して発表しているＥＳＰフォーキャストの15年度実質成長率予想の平均は1.7％、また新春恒例の経営者20人のアンケート調査でも平均は1.7％だった。14年度は増税で4〜9月が大きく落ち込んだため年度でもマイナス成長になる可能性があるが、15年度は明るさを取り戻すと期待している。　回復に転じると予想する理由の第1は、増税で低調だった個人消費が持ち直す条件が整ってきたことである。消費税再増税の2年半の先送りによって、冷えていた消費者心理が回復に向かう可能性が出てきた。新年の小売業界の初売りが前年を上回ったことに、その兆候が感じられる。さらに足元では円安を上回る原油安によってガソリン価格や灯油価格が低落している。これは家計には大きな支

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