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薬剤経済学

C型肝炎療法の経済的評価

第3回 PI療法対ソホスブビルは薬価次第

2015年1月15日号

 サルバトーレ・ペッタ(パレルモ大学)らイタリアの研究チームによる「治療経験のない慢性C型肝炎遺伝子型1におけるソホスブビル・ベース(SOF療法)の3剤併用療法の費用対効果」は、第1世代プロテアーゼ阻害剤(ボセプレビル、テラプレビル)とインターフェロン、リバビリン(PI療法)と比べたSOF療法の先駆け的な経済的評価である(ヘパトロジー2014年5月)。 ソホスブビル承認前、価格未定の段階の分析で、週3500ユーロ、12週4.2万ユーロ(5.3万ドル)と想定。獲得余命(LYG)1年に2.5万ユーロ支払う意向に基づいて費用を設定した。50歳男性、白人、遺伝子型1(G1)の患者の生涯は2種類のPI療法とSOF療法とでどう変わるか、肝臓疾患の進行・死亡の変化と費用の変化をマルコフ・モデルでシミュレーションした。経済的評価はイタリア公的医療制度の視点に立つ。 ①治療がしやすい...  サルバトーレ・ペッタ(パレルモ大学)らイタリアの研究チームによる「治療経験のない慢性C型肝炎遺伝子型1におけるソホスブビル・ベース(SOF療法)の3剤併用療法の費用対効果」は、第1世代プロテアーゼ阻害剤(ボセプレビル、テラプレビル)とインターフェロン、リバビリン(PI療法)と比べたSOF療法の先駆け的な経済的評価である(ヘパトロジー2014年5月)。 ソホスブビル承認前、価格未定の段階の分析で、週3500ユーロ、12週4.2万ユーロ(5.3万ドル)と想定。獲得余命(LYG)1年に2.5万ユーロ支払う意向に基づいて費用を設定した。50歳男性、白人、遺伝子型1(G1)の患者の生涯は2種類のPI療法とSOF療法とでどう変わるか、肝臓疾患の進行・死亡の変化と費用の変化をマルコフ・モデルでシミュレーションした。経済的評価はイタリア公的医療制度の視点に立つ。 ①治療がしやすいIL

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