MR活動実態調査レポート
14年収載の新薬ランキング
新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析110
エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久
2015年1月15日号
14年は、後発品処方が一段と加速し、消費税増税の影響による受診抑制など、先発品メーカーにとっては厳しい年だった。15年もさらなる後発品処方推進策や薬価改定をめぐる議論が進んでおり、業績向上には新薬の投入とMR生産性向上が不可欠となるだろう。 効能追加、剤型追加や後発品を含めると毎年膨大な数の医薬品が薬価収載される。後発品推進の流れから合剤や適応追加といった後発品対策をメインにしたものが増えているのも実状である。医薬品の使命は患者の治療にいかに貢献するかに尽きる。前提条件は、患者が適正に医薬品を服用することである。15年こそ、患者に対する適正服用支援の展開、つまりアドヒアランス向上がテーマとなる。アドヒアランス向上がもたらされた製品は、自ずと患者の再来院率が上昇する。これは医療機関や医師の大きなメリットであり、中長期的にはリピート率の高さがフ...
14年は、後発品処方が一段と加速し、消費税増税の影響による受診抑制など、先発品メーカーにとっては厳しい年だった。15年もさらなる後発品処方推進策や薬価改定をめぐる議論が進んでおり、業績向上には新薬の投入とMR生産性向上が不可欠となるだろう。 効能追加、剤型追加や後発品を含めると毎年膨大な数の医薬品が薬価収載される。後発品推進の流れから合剤や適応追加といった後発品対策をメインにしたものが増えているのも実状である。医薬品の使命は患者の治療にいかに貢献するかに尽きる。前提条件は、患者が適正に医薬品を服用することである。15年こそ、患者に対する適正服用支援の展開、つまりアドヒアランス向上がテーマとなる。アドヒアランス向上がもたらされた製品は、自ずと患者の再来院率が上昇する。これは医療機関や医師の大きなメリットであり、中長期的にはリピート率の高さがファー
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