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薬価基準の歴史

国民皆保険への歩み①

第10回

業界アナリスト 藤辺徹貴

2015年1月15日号

 1945年(昭和20年)8月14日、日本(当時は大日本帝国)は、御前会議において英国・米国・ソビエトなど連合軍のポツダム宣言を受諾し、無条件降伏することを決めた。翌15日、ラジオを通して天皇が終戦の詔書を発し、9月2日に東京湾に停泊していたミズーリ艦上で連合国との降伏文書に調印した。米国などの連合国軍は、連合国総司令部(GHQ)を置き、ダグラス・マッカーサー元帥が最高司令官となり、日本の非軍事化、民主化を推し進めた。  終戦翌年の1946年(昭和21年)11月に日本国憲法が制定され、1947年(昭和22年)5月に施行された。新憲法第25条には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と規定された。  戦争による日本国土の疲弊は激しく、医療環境や衛...  1945年(昭和20年)8月14日、日本(当時は大日本帝国)は、御前会議において英国・米国・ソビエトなど連合軍のポツダム宣言を受諾し、無条件降伏することを決めた。翌15日、ラジオを通して天皇が終戦の詔書を発し、9月2日に東京湾に停泊していたミズーリ艦上で連合国との降伏文書に調印した。米国などの連合国軍は、連合国総司令部(GHQ)を置き、ダグラス・マッカーサー元帥が最高司令官となり、日本の非軍事化、民主化を推し進めた。  終戦翌年の1946年(昭和21年)11月に日本国憲法が制定され、1947年(昭和22年)5月に施行された。新憲法第25条には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と規定された。  戦争による日本国土の疲弊は激しく、医療環境や衛生

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