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Patient Relations

特定非営利活動法人 日本血栓症協会

2015年1月15日号

診療科の「隙間」に保田知生理事長 足の痛みを感じた場合、多くの人々は整形外科を受診しようとするだろう。しかし、命に関わる疾患の可能性もある。長時間のフライトで発症する「エコノミークラス症候群」は、足の深部静脈に血栓が発生し、その血栓が肺動脈を塞ぐ。ところが、エコノミークラス症候群は「静脈血栓塞栓症」の1類型に過ぎず、大部分はいまだに実態が掴めない状況にある。静脈血栓症のうち、「肺塞栓症」を発症した場合、初回発作の死亡率は「心筋梗塞」を上回るとされている。何らかの対策を講じる必要があるが、専門の診療科はほとんどなく、患者数の把握さえできていない。 14年5月1日に設立したNPO法人「日本血栓症協会」は、事態の打開に向けて、かかりつけ医のほか、市民向けの啓発活動を展開する。理事長を務める保田知生氏(近畿大学医学部外科講師)に現状と同協会の活動につ... 診療科の「隙間」に保田知生理事長 足の痛みを感じた場合、多くの人々は整形外科を受診しようとするだろう。しかし、命に関わる疾患の可能性もある。長時間のフライトで発症する「エコノミークラス症候群」は、足の深部静脈に血栓が発生し、その血栓が肺動脈を塞ぐ。ところが、エコノミークラス症候群は「静脈血栓塞栓症」の1類型に過ぎず、大部分はいまだに実態が掴めない状況にある。静脈血栓症のうち、「肺塞栓症」を発症した場合、初回発作の死亡率は「心筋梗塞」を上回るとされている。何らかの対策を講じる必要があるが、専門の診療科はほとんどなく、患者数の把握さえできていない。 14年5月1日に設立したNPO法人「日本血栓症協会」は、事態の打開に向けて、かかりつけ医のほか、市民向けの啓発活動を展開する。理事長を務める保田知生氏(近畿大学医学部外科講師)に現状と同協会の活動につい

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