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眺望 医薬街道

再生医療には安全性の検証が重要

近藤正觀

2015年1月15日号

 塩崎恭久厚生労働相は1月6日、15年は医療・介護について大きな改革のスタートを切る年だとした。厚労省は25年に向けて、地域医療構想を策定し、原則2次医療圏別に医療提供体制の具体策を示すことになる。 一方、14年12月24日の中央社会保険医療協議会総会は再生医療と医療機器について、最先端医療迅速評価制度(先進医療ハイウエイ構想)の考え方をまとめた。これまでの先進医療制度では実施まで約6ヵ月かかっていたが、ハイウエイ構想では3ヵ月程度に短縮されることになる。新たな治療方法を待ち望む患者にとって朗報となるものだ。先進医療で保険診療と保険外診療の併用が可能だったのは、これまで「抗がん剤」だけだったが、今後は拡大する傾向となるだろう。 安倍晋三政権は、混合診療についてコントロール可能な「患者申出療養制度(仮称)」を設けて保険診療と保険外診療を併せて実施する治療...  塩崎恭久厚生労働相は1月6日、15年は医療・介護について大きな改革のスタートを切る年だとした。厚労省は25年に向けて、地域医療構想を策定し、原則2次医療圏別に医療提供体制の具体策を示すことになる。 一方、14年12月24日の中央社会保険医療協議会総会は再生医療と医療機器について、最先端医療迅速評価制度(先進医療ハイウエイ構想)の考え方をまとめた。これまでの先進医療制度では実施まで約6ヵ月かかっていたが、ハイウエイ構想では3ヵ月程度に短縮されることになる。新たな治療方法を待ち望む患者にとって朗報となるものだ。先進医療で保険診療と保険外診療の併用が可能だったのは、これまで「抗がん剤」だけだったが、今後は拡大する傾向となるだろう。 安倍晋三政権は、混合診療についてコントロール可能な「患者申出療養制度(仮称)」を設けて保険診療と保険外診療を併せて実施する治療を

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